こんにちわ。イスラエル旅行記の続きです。
前回はこちら。
ヴィアドロローサへ行ってみる
ホテルに荷物を置いたら再びエルサレム旧市街に出かけます。
ダマスカス門から旧市街に入りまして、道なりに進みます。
二手に分かれるところを左手に進みます。
まず、第三ステーションを見つけることができます。そこを左手に進みます。
アーチが有名なエッケホモ教会を過ぎたあたりに第1ステーションのオマリヤスクールがあります。
第1ステーションはイエスが死刑判決を受けたピラト総督邸があった場所です。 現在は小学校になっていて入れませんでしたので、適当にこのあたりから歩き始めました。
第2ステーション イエスが鞭打ちされた場所
イエスが茨の冠を被らされ、十字架を背負い鞭で打たれた場所です。その名も鞭打ち教会(Church of Condemnation and Flagellation)
茨の冠をかたどった天井。
ステンドグラスには鞭で打たれるイエスの姿。
十字架を背負わされるイエス。
第2と第3ステーションの間にエッケホモ教会のアーチがあります。
ピラトがこのアーチから「この人を見よ(エッケホモ)」と叫んだことが教会名の由来です。
中にも入れました。
ガラス張りになってるのは貯水槽跡かな?
第3ステーション イエスが最初に倒れた場所
エッケホモ教会を超えて、道の突き当たりの右手に第3ステーションがあります。
第3ステーションは十字架を背負って歩かされたイエスが最初に倒れた場所です。現在はアルメニア使徒教会の小さな聖堂があります。
内部には十字架を背負って倒れるイエスの像。
第4ステーション 聖母マリアがイエスを見た場所
第3ステーションを左手に曲がります。すぐ左手に第4ステーションが見つかります。
第4ステーションは聖母マリアが十字架を背負って歩く息子イエスを見た場所。ここにもアルメニア使徒教会の教会があります。
この時は、残念ながら入れませんでした。
この教会にはカフェ隣接していますw
第5ステージ シモンが十字架を背負った場所
第4ステージから2,30メートル進みますと右手に第5ステージが見えます。
ここかな。聖堂になってるはずですが、ここも閉まっていて中には入れませんでした。
シモンがイエスの代わりに十字架を背負った場所です。シモンは巡礼に来ていたクレネ人でローマ兵に無理矢理に十字架を担がされたと言われています。
後日、偶然この辺を歩いていたら入れた時の写真。
この第5ステーション手前を右に曲がり、細い道に入って行きます。
第6ステージ 聖ベロニカのヴェールでイエスが汗を拭つた場所
細い道を歩いていくと左手にあります。注意していないと通り過ぎてしまいそうです。
聖ベロニカはかつてイエスの衣の房にさって血の病が癒された女性という伝承が残っています。
ベロニカがヴェールをイエスに手渡し、イエスがヴェールで汗をぬぐい返すと、ヴェールにイエスの顔が浮かび上がる奇跡が起きたとされています。
現在ではギリシア正教会の小聖堂が建っていますが、滞在期間中ずっと閉まっていて入ることはできませんでした。
第7ステーション イエスが2度目に倒れた場所
細い道を歩いて行き、突き当たりが第7ステーションです。
イエスの時代には城外に出られる門があり、イエスこの門を通ってゴルゴダの丘に向かいました。その際、敷居につまずいて2度目に倒れた場所とされています。
現在はフランシスコ会の小聖堂があります。
キリスト教の伝承では裁きの門と呼ばれています。この門の上にイエスの罪状が張り出されたとそうです。
ここも閉まっていて入ることができませんでした。
と思いきや、4日目に偶然開いていて入れました。
第8ステーション イエスがエルサレムの婦人たちと語った場所
第7ステーション向かって左手の小道を数メートル行ったところにあります。
イエスがエルサレムの婦人たちに「エルサレムの娘たち、わたしのために泣くな。むしろ、自分と自分の子供たちのために泣け。」と語った場所とされています。
気づかずに一旦通り過ぎるも、中国人キリスト教徒団体が歌っていましたので、近くに寄って見ると印を発見しました。
ギリシア正教の聖ハランボス修道院の壁に十字架が刻まれ、ギリシャ語でイエス勝利と書かれているそうです。
第9ステーション イエスが3回目に倒れた場所
第8ステーションを折り返し、右折。狭い商店街を行きます。
数メートル進むと、右側に階段が現れます。
階段を登って道なりに進みますと第9ステーション、イエスが3回目に倒れた場所があります。
ここはコプト教会の入口に当たります。可愛らしいアーチと右手に置かれた十字架が目印です。聖墳墓教会のドームも見えます。絵になる場所ですね。
ついでにコプト教会を見学します。
教会内では謎めいた儀式が行われていました。空気読んで写真撮らなかったチキンなスコッチでした。
また商店街の道に戻りまして、聖墳墓教会を目指します。
第10ステーション イエスが衣を脱がされた場所
商店街を一度右折します。
右折したら道なりに真っ直ぐです。
小さい入口がありました。
聖墳墓教会到着。おぉ。
すごい人です。
教会建物の入口の手前、右側の小聖堂が第10ステーションです。
第11ステーション イエスが十字架が釘付けされた場所
さっそく聖墳墓教会の中へ、
入ってすぐ赤い大理石があります。この上でイエスの死体に香油を塗ったとされています。
参拝者たちは身につけているクロスや数珠みたいなやつを赤石に乗せ、祈っています。涙を流している人もいます。
さすが聖墳墓教会。ガチですな。
赤石を正面に見て右側の階段を上リますと、そこはゴルゴダの丘の上です。第11〜13ステーションがあります。
上は小聖堂ですがとにかくすごい人です。一番右側のラテン小聖堂の祭壇が第11ステーション。イエスが十字架に釘付けされた場所です。
あまり祭壇っぽくないですが、正面のイエスの絵は確かにそれっぽい。
ここでも泣きながら祈っている参拝者や聖歌を歌うグループ、写真をとる観光者、とにかくすごい人です。
第12ステーション イエスが息を引き取った場所
そしてすぐ隣の第12ステーション。イエスが死んだ場所。つまり十字架が立てられていた場所です。
金ピカな装飾がいかにもそれっぽく、特別な場所だとを感じさせます。祭壇真正面に穴があり、そこに十字架が立てられました。
参拝者たちはその穴に土下座するように祈っています。
しかしながらすごいひと。穴の前で1人ずつ熱心に祈るので回転が悪いです。
ここは一度退散。またあとで来ましょう。
第13ステーション 聖母マリアが亡骸をうけとった場所
絵画や彫刻である「ピエタ」でも有名なシーンですが、第11と12ステーションの間というなんとも中途半端な位置にあります。(磔刑という状況を考えれば当然ですが)
全く近づけないのでここも後回しに。ゴルゴダの丘をおります。
第14ステーション 聖墳墓
最後は第14ステーション。聖墳墓、つまりイエスの墓です。
ゴルゴダの丘の階段をおり、赤い大理石を通り過ぎますとドームの下に出ます。
天井はイエスの復活をイメージしたデザイン。アナスタシス(復活聖堂)の天井と言うそうです。
ドームの下にあるのがイエスの墓です。
頑丈そうな部屋になっています。この部屋の中にイエスの墓と祈る場所があるのでしょう。
しかしながら、この部屋周辺にはディズニーランド並の行列です。まったく動きそうにありません。何時間かかるかわからないので、ここも後回しにして今度朝早く来ることにします。
聖墳墓教会内をぐるっと一回り。地下の教会を見学します。
参拝者たちが刻んだクロスが壁のあちこちにありました。
歩き回ってヘトヘトです。今日はここまでとします。ホテルへの帰路、ブリティッシュパブで飲んだビールは聖水のように感じられました。
続く